われは海の聲を愛す。潮青かるが見ゆるもよし
見えざるもまたあしからじ、遠くちかく、斷えみ
斷えずみ、その無限の聲の不安おほきわが胸にか
よふとき、われはげに云ひがたき、悲哀と慰籍とを
覺えずんばあらず。
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白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ
==== 「海の聲序」序 明治41年刊
若山牧水(1885-1928) ====
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