この国は原発事故から何を学んだのか (幻冬舎ルネッサンス新書 こ-3-2)
著者: 小出 裕章
メーカー・販売: 幻冬舎ルネッサンス
ISBN: 4779060680
定 価: ¥ 880
出版日: 2012/09/11
反原発の京都大学原子炉実験所助教。
====p166より引用
たとえば、コンビナートの石油精製工場で爆発が起き、周囲の住民がケガをするようなことがあれば、責任者なり担当者が法的な責任を問われます。また、私が研究所から放射性物質を持ち出して誰かを被曝させれば、まず間違いなく逮捕され、処罰されます。
それなのになぜ、原発事故は「不問に付す」ことになるのでしょうか。何十万、何百万もの人を被曝させた「犯人」たちは、何の罪も問われないまま、いまだに原子力を推進しようとしています。このままでは、原子力ムラは無傷のまま生き延びることでしょう。住民たちに東電が支払う賠償にしても、最終的には国民が負担するという話にすぎません。
それなのになぜ、原発事故は「不問に付す」ことになるのでしょうか。何十万、何百万もの人を被曝させた「犯人」たちは、何の罪も問われないまま、いまだに原子力を推進しようとしています。このままでは、原子力ムラは無傷のまま生き延びることでしょう。住民たちに東電が支払う賠償にしても、最終的には国民が負担するという話にすぎません。
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