或人云
ひとはこゝろにあたはぬことのあればとて
うちたのむ人にもあれ あひしたしき中にもあれ
ものうらみすることなかれ
「十訓抄」第九 可停怨望亊 編者未詳 建長四年(1252年)
---------------------------------------------------
ある人が言ったとさ
まっとうな人間ならば
思い通りにならない事があったからといって
信頼していた人にであっても
親しい人にであっても
恨んだりすることがないようにいたしましょう
「十のありがたい言葉の集」
九番目
望みが叶わなかったといって恨んではいけません
==== 超意訳 ====
原文も立派な日本語です。
本来、古文を「訳す」という行為は邪道だと私は考えています。
できれば原文のまま味わいましょう。
原文ではこのあと寓話が展開されます。
ThemeSwitch
- Basic
Created in 0.8783 sec.
Comments