Title
近江名所圖會
　Book
近江名所圖會　卷之一　江南之部
　Book
近江名所圖會　卷之二　西江之部
　Book
近江名所圖會　卷之三　西江之部

粟津の御供船　は大宮の船に相對し東の方半町ばかり隔てゝ留る
【略】

　新古今〔原脱〕
　　　　　　　　　　　　　　　西行〔原三反〕
　　　〔原谷〕　　　　　　　　　　　〔原ぞ〕
郭公深き峰より出でにけり外山のすそに聲のおちくる

　Book
近江名所圖會　卷之四　江東之部
　Section
醒井　近江
　Description
柏原まで一里半此驛に三水四石の名所あり町中に流有りて至つて清
し寒暑にも増減なし
　Subtitle
西行水
　Description
同西町民家の裏にあり岩間より清泉涌出す泡子の里諺あれども怪し
き事なれば取らず
　　　　　　　　　　　　　　　宗祇
つたへ聞く夢の浮世やさめがゐの水の泡兒の消ゆるならひを

　Subtitle
紫石燈爐
　Description
地藏堂の傍水上にあり此石名物なり何れの所か出所しれず

【省略】
　　　　　　　　　　　　　　　西行
水上は清きながれの醒井にうき世の垢をそゝぎてや見む

　End

　底本：：
　　書名：　　近江名所圖會
　　発行：　　文化十一年
　　著者：　　秋里籬島
　　画　：　　蔀関月

　参照：：
　　書名：　　近江名所図会
　　発行：　　昭和四十九年七月二十日
　　発行所：　合資会社　柳原書店

　入力：：
　　入力者：　新渡戸　広明(nitobe@saigyo.net)
　　入力機：　SHARP Zaurus MI-E21
　　編集機：　IBM ThinkPad X31 2672-CBJ
　　入力日：　2006年05月07日

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