色ヶ浜写真情報

 1194
しほそむるますほのこがひひろふとていろのはまとはいふにやあるらん
(「山家集」(陽明文庫蔵))
(新編国歌大観 第三巻 私歌集編T 歌集)

十六日空晴たれはますほの小貝ひろ
  【いろ1】
はんと種の濱に舟を走ス海上七
里あり天屋何某と云もの破籠さゝ
へなとこまやかにしたゝめさせ僕あ
また舟にとりのせて追風時の間に
吹付ぬ濱はわつかなる蜑の小家
にて侘しき法華寺有爰にちや
をのみ酒をあたゝめて夕暮のさひしさ
感に堪たり
  さひしさやすまに勝たる濱の秋
  波の間や小貝にましる萩の塵
其日の日記等栽に筆をとらせて
寺に殘ス
(芭蕉自筆「奥の細道」より)

撮影日:  2007/08/18
撮影場所: 福井県敦賀市色浜 google map
撮影者:  新渡戸 広明
撮影機:  Nikon D40X / AF-S DX Zoom-Nikkor 18-55mm f/3.5-5.6G ED II

「色ヶ浜」「色ヶ浜」「色ヶ浜」色ヶ浜海水浴場


「いろのはま」の「ますほのこがひ」なるものを拾ってみようと思う。

「小貝」「小貝」小貝・砂


拾えましたがな。袋入のは「本隆寺」でいただいたもの。

「?」上の写真、変だと思いません?


「色ヶ浜海水浴場」で好天なのに人っ子ひとり居ません。対岸には人がわんさか。あれは何処?
ここらしい。みんな渡し舟でGO! 地図だと微妙だが、航空写真ですりっとお見通しだいっ!

「御朱印」「本隆寺」「本隆寺」「本隆寺」「本隆寺」法華宗 色ヶ濱 本隆寺


法華宗 本隆寺
本隆寺はもと曹洞宗永厳寺(敦賀)の末寺であったが応永三十三年(一四二六年八月)
法華宗に改宗す
開山堂
  日隆聖人の祈祷石を囲んで建てられた堂宇である
日隆聖人御謡
  見渡せば 眺め妙なる 色の浜 村の家居も 賑ひて 寺井に絶えぬ 法のこえ
  峰の嵐の誘ひ来る 水の小島に 寄る舟の みあかぬ浦の 景色かな
題目石
  色ヶ浜の鈴ヶ崎地籍に三メートル余の巨石に、墨痕あざやかに七字の題目が
  刻まれている。これは妙顕寺の開山日像聖人の書と伝えられている
西行「山家集」に
  汐そむるますほの小貝拾ふとて 色の濱とはいふにやあるらん
俳聖芭蕉翁と本隆寺
  俳聖芭蕉翁不滅の作品「奥の細道」は色ヶ浜紀行によって飾られている
   寂しさや 須磨にかちたる 濱の秋
   小萩ちれ ますほの小貝 小盃
   浪の間や 小貝にまじる 萩の塵
  其のあらまし等栽に筆をとらせて寺に残す。

(説明板より)


「開山堂」開山堂




「西行歌碑」西行「潮染むる」碑


  潮染むる
ますほの小貝
  拾ふとて
 色の濱とは
  言ふにやある
     らん
      圓位

西行は平安朝後期の歌僧、圓位と
称す。武士の出、出家して諸国を
旅し、色ヶ浜にも来り、この歌を詠む。
 1985年3月 敦賀ライオンズクラブ


素材集
| 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
(C)Copyright 2007 Hiroaki Nitobe All rights reserved
許可なく転載を禁じます