さわらひ
山家集 春
0182
さわらび
なほざりにやきすてし野のさわらびはをる人なくてほどろとやなる
ご参考:
万葉集、及び二十一代集に出てくる「わらひ」
万葉集
08/1418
春雜歌 / 志貴皇子懽御歌一首
石激 垂見之上乃 左和良妣乃 毛要出春尓 成来鴨
(石走る垂水の上のさわらびの萌え出づる春になりにけるかも)
古今和歌集
00453
物名
わらひ 真せい法し
煙たちもゆとも見えぬ草のはをたれかわらひとなつけそめけん
千載和歌集
00034
春哥上
堀川院の御とき百首の哥のうち、早蕨をよめる 藤原もとゝし
深山木のかけ野の下のしたわらひもえ出れともしる人もなし
新古今和歌集
00032
春哥上
題しらす 志貴皇子
岩そゝくたるひのうへのさわらひのもえ出る春に成にけるかな
山口大学国語教育講座 万葉集
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