「Calculated Risks」How to Know Numbers Deceive You
単行本邦題「数字に弱いあなたの驚くほど危険な生活」
文庫邦題「リスク・リテラシーが身につく統計的思考法」初歩からベイズ推定まで
ゲルト・ギーゲレンツァー(著)
吉田 利子(訳)
ハヤカワ・ノンフィクション文庫【NF363】
2010/02/05
ISBN:
978-4-15-050363-5
なんでこーゆー邦題になるかなぁ。
A.さて、巻頭問題です。
====以下引用
四〇歳の女性が乳がんにかかる確率は一パーセントである。また乳がん患者が、乳房X線検査で陽性になる確率は九〇パーセントである。乳がんではなかったとして、それでも検査結果が陽性になる確率は九パーセントである。さて、検査結果が陽性と出た女性が実際に乳がんである確率はどれくらいか?
====以上引用
B.「自然頻度」版の設問。
====以下引用
一〇〇人の女性を考えよう。このうち一人は乳がんで、たぶん検査結果は陽性である。乳がんでない残りの九九人のうち、九人はやはり検査結果が陽性になる。したがって、全部で一〇人が陽性である。陽性になった女性のうち、ほんとうに乳がんなのは何人だろう。
====以上引用
A.B.共に同じ事を言っている。らしい。私にはそうは思えないのだが・・・。そもそも陽性になった女性の年齢が分からない。おまけにB.には母集団の「四〇歳」が抜けてるじゃないか。なんだかなあ。まっ、それらはおいといて。答えは一〇%(一人)。らしい。
そりゃそうなんだが・・・。
前立腺がん、HIV、DVによる殺人・・・等々の例を題材に、設問者の誘導に引っかからないようにする為の考え方を教えてもらえる。
厚生労働省や製薬会社や御用医者の言う統計数値は彼らの都合のよい数値に誘導されている。
悪い奴等に騙されないように、君も買って読んだほうがいい。と思うよ。
「アホの壁」
筒井康隆/著 新潮新書 350
2010/02/17
ISBN:
978-4-10-610350-6
筒井先生の「アホ論」である。
本屋で、養老孟司「バカの壁」の横に平積みになっている姿を観てにんまり。「バカの壁」のみならず、新書一般のパロディになっている。真面目に読んではいけない。パロディとしての完成度の高さを味わうべきである。
筒井先生、面目躍如。
筒井先生といえば、「
時をかける少女 」も、再々映画化である。というか、続編なんだけどね。アニメ版「
時をかける少女 」の紺野真琴の声優、仲里依紗ちゃんが、芳山あかりを実写で演じる(この子、「任侠ヘルパー」の美空晴菜役の子だよね。ブレイクするかも・・・えっ?もうしてる?)。溝呂木涼太役は、「ルーキーズ」の中尾明慶くん。音楽は「いきものが
たかり」。
何で・・何で銭湯なわけ?
「ちはやふる(8)」
末次由紀著 講談社 BE LOVE KC
2010/03/12
ISBN:
978-4-06-319282-7
うちから歩いて3分の「
かるた記念大塚会館 」が出てくる。マンションの区分所有者総会は、ここの会議室を借りて行う。
「海月姫(4)」
東村アキコ著 講談社 KC KISS
2010/03/12
ISBN:
978-4-06-340790-7
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